最近、偉い人たちがいろんな研究をして、「怒りすぎると子どもの脳に悪影響が」みたいに言われます。が、ここでは、脳の話とか、そんな難しい話はしません。
何がヤバイのかというと、必要以上に怒ることで、本当に危ないこと、本当にしてはいけないこと(人を傷つけたり、犯罪になるようなこと)が伝わらなくなることです!
親にとって、これは非常に困る!自分の子どもにもしものことがあるのも、誰かを傷つけてしまい取り返しのつかないことになるのも。「それだけは避けたい!」と思う方は多いと思います。
じゃぁどうすればいいんですか??
それは、”怒り方を仕分する”こと!
仕分の方法は”危ないこと”と”してほしくないこと”に分けること!
そして、その2つの怒り方の差を明確にすることです。
具体的な方法とは!?
具体的にどうするかを考えてみましょう。
”危ないこと”とはどんなことでしょう?道路に飛び出す、高いところに上がって飛び降りようとする等、命の危険があること、大怪我するかもしれないことです。
”してほしくないこと”とはどんなことでしょう?これは人によっていろいろあります。靴は揃える、服はハンガーにかける、服は畳む、食器やおもちゃは片付ける、テレビは離れて観る、ご飯のとき肘をつかない等、危ないことではないけど、親の価値観や体験、考えと照らし合わせて許せないことです。
この2つを仕分したうえで、怒り方を仕分します。
実は、この怒り方の仕分けは簡単です。
”危ないこと”に対しては「危ない!」と怒る。
”してほしくないこと”に対しては「パパ(ママ)は〜してほしくない」と怒る。
これだけです。シンプルでしょ?
そうなんです!たくさんのパパやママが、いろんなことに怒っていて、その都度、「自分の怒り方はこれで良かったのかな」「どんな怒り方がいいのかな」などと考え悩んでいるんだと思いますが、実はそんなに悩むことないんです!
複雑になっているのは、怒る側の人が、”なぜ怒るのか””自分は怒ることで何を伝えたいのか”を整理しないまま、その場の感情で怒ってしまっているからだと思います。
いいんです。シンプルで。
いいんです。怒ったって。
楽にいきましょ。
補足
「イライラしないように」「怒らないように」と自分の感情をコントロールしようとしている方がいます。
確かにそれも大事なことですし、その方なりの努力でもあります。
ただ、イライラすることや、怒ることは、それ自体悪いことではないんです!
むしろ、それすら我慢していたら、いつか爆破してしまいます。
もっと大事なのは、”自分で自分の怒りにどう気づくか”です。
これについては、またどこかでお伝えします。
それでは!